工業化、情報化の時代から、自己組織化の時代へ。
私たちのこれからの生活は、これまでの職場を中心とした生活から、家を最小単位とした新たなコミュニティ中心への生活へと変わっていきます。
世界全体の震災の約2割が日本で発生していることや近年の異常気象により各地で発生している老朽化したインフラの崩壊。その一方で、人口減少による生産力の低下によって「やるべきこと」に対して「やれること」は限られ、重厚長大なインフラの再構築はこれから益々難しくなっていく。
どこでもいつでもすぐにでも、自分の好きな場所で高いQoLを確保した暮らしが開始できる。自己組織化社会の進展は、そんな日本だからこそ、必要としている社会なのだと考えます。
NICO Local Designは、そんな社会の実現に向け、地方における地域活動の支援に尽力します。
国内の1,724の市区町村の内、人口2万人未満の町村占める日本の国土割合は約40%。その40%の国土に総人口のわずか5%に相当する約659万人の人々が生活しています。
そこから見える地方での暮らしは、「生活のためには必ず移動サービスが必要」ということ。
その一方で、そうした地域では、移動サービス事業の担い手が不足しているという実態。
この矛盾を解決していくためには、スマートフォンを活用したオンデマンドという新たなサービスや、省人省力を実現する新たな技術の導入だけでは不十分だと考えます。
そうした地方での生活を豊かにするためのキーワードは、「共助の精神」と「地域の魅力の再発見」。
地域住民だけではなく、地域の様々なサービスが有機的につながる仕組みとは何か。
ついつい外に出かけてみたくなる、その地域が本質的に持っている魅力とは何か。
それらが有機的につながり、地域の活性化につながっていく仕組みと仕掛けとは何か。
NICO Local Designは、「移動サービスの設計と実装」に係る豊富な実績を活かし、その地域にて真に求められている生活サービスの在り方をデザインします。
Office所在地
〒240-0116
神奈川県三浦郡葉山町
略歴
2023 – 現在
外資系総合コンサルティングファームに入社。Advanced Manufacturing / Mobilityの戦略に係るアソシエイトパートナーに就任。現在に至る。
2022 – 2023
Smart Local構想を加速させるべく、国内最大手IT企業系列コンサルティングファームに入社。同社にてSmart Mobility / Smart Localに係る戦略をリード。
また、地域デザインを担う機能として、NICO Local Designを旗揚げ。同事務所の代表を務める。
2020 – 2022
外資系総合コンサルティングファームに入社。Smart Mobility / Smart Localに係る戦略をリード。Mobility Service / MaaSに関連する多くのプロジェクトをリード。また、Smart Localに係るパイロットプロジェクトとして、『逗子市スマートローカル構想』を発案・主導。共著に『パワー・オブ・トラスト』(ダイアモンド出版)がある。
2016 – 2020
同自動車会社研究所にて、モビリティサービス研究をリード。代表的なプロジェクトとして、IT企業との協業による横浜みなとみらいを舞台とした世界初の無人移送サービスの社会実装に向けた実証実験プロジェクトや被災地復興に向けたスマートモビリティの社会実装プロジェクトなどがある。
2000 – 2016
国内大手自動車会社総合研究所に入社。企業研究における技術者として自動運転基礎研究に従事。以降、20年間、自動車業界におけるその時々の最先端技術の開発に従事。代表的なプロジェクトとして、FCV(燃料電池車両)開発、世界初の量産型EV開発、などがある。